もしも出産前にカンジダ症を発症してしまったら、あなたはどうしますか?

ネットの相談サイトでよく見かける膣カンジダ症に関する相談です。

もうすぐ出産という時期にどうもカンジダ症みたいな症状が出てきました。アソコがかゆくてたまりません。

ヨーグルトみたいなおりものも出ます。

むろん、妊娠で診てもらっている産婦人科に行けばいいのですが、ネット相談の多くは週末です。

つまり、緊急事態でどうにかして診察してくれる病院を探すか、週明けまで待って今の産婦人科で診てもらうか。

その緊急度を相談しているのですね。

この相談がとても多いパターンです。

次に多い相談が、妊娠中もカンジダを何回か再発している妊婦さんの不安です。

今はカンジダ症ではないけど、出産間際に発症して、治療が終わらないうちに出産してしまったらどうしよう、という相談です。

この記事は女性のあなたはむろん読んで欲しいのですが、男性のあなたにもぜひ読んで欲しい記事です。

あなたの大事な人の悩みを共有するきっかけになれれば幸いです。

◇妊婦に多いカンジダ症

妊婦のカンジダ症についてネットの相談者が多いのも無理はありません。

実際に妊娠するとカンジダ症にかかりやすくなるのです。『性感染症治療ガイドライン』(日本性感染症学会)によると、

●非妊婦の膣内カンジダ保有率・・・15%

●妊婦の膣内カンジダ保有率・・・・30%

となっており、妊婦は2倍も発症リスクが高くなるのです。

更に、同ガイドでは次のようにも書かれています。

●非妊婦の膣内カンジダ保有者の治療例・・・35%

●妊婦の膣内カンジダ保有者の治療例・・・・15%~30%

なのだそうです。

つまり、妊娠していない女性が100人、妊娠している女性が100人いたとすると、

●非妊婦のカンジダ治療例・・・・5.25人/100人

●妊婦のカンジダ治療例・・・・・ 9.0人/100人

となっています。

◇出産間際にカンジダが発症したら?

では出産間際にカンジダ症を発症したらどうすればいいのでしょうか。私が調べた限り、そんなに心配する必要はありません。

確かに、母親がカンジダ症を発症したまま出産すると、赤ちゃんが産道感染する危険性はあります。

赤ちゃんの感染でよく言われるのが、鵞口瘡(がこうそう)や皮膚炎です。

鵞口瘡とは赤ちゃんの口の中にカンジダ菌が感染して、舌に白い苔がびっしりと生える症状です。

また皮膚炎は赤ちゃんの薄くて柔らかい皮膚に炎症を起こしてしまいます。

従って赤ちゃんへの産道感染は防がなくてはなりません。

『性感染症治療ガイドライン』によれば、

「妊娠中にかゆみや白いおりものなど、カンジダ症の症状が出ればすぐに治療を行い、妊娠36週以降であれば自覚症状がなくてもカンジダ菌が多量に認められれば母子感染予防のために治療を行う。」

と書かれています。

しかし、厚生労働省の示す「標準妊婦健診」にはカンジダ検査はありません。

実際の産婦人科で36週以降に、自覚症状がないのに検査をすることってあるのでしょうか。

それまでに何度も再発を繰り返している妊婦さんだとあり得るかも知れませんね。

そこは担当医の判断ひとつでしょうか。不安なら自分から検査をお願いすることもアリですね。

◇治療はこうする

さて、結論です。出産間際にカンジダ症を発症したらどうするか?

基本的には赤ちゃんへの産道感染を防ぐため、速やかに治療です。

妊娠中であってもカンジダ治療を特別に控える必要はありません。

たいていは1週間から2週間で症状は改善されます。

では、冒頭にも書いた相談のように、週末にカンジダを発症した場合はどうするか?

結論から言えば、週明けにかかりつけの産婦人科で診てもらえば大丈夫です。

ネットで相談者に回答を寄せた多くの体験者は緊急対応しなくても、週明けで大丈夫と答えています。

また、有料の医療サイトを調べてみると、医者の回答もほぼ同じです。

私が思うに、これはカンジダ症による母子感染が産道感染だからです。

生まれるときに感染するので、妊娠中に一刻を争って治療しなくても大丈夫なのだと思います。

もしも胎盤感染があるようなら、緊急対応も必要かも知れないです。でも、私が調べた限り、カンジダの母子感染に胎盤感染はありません。

ただ、一般論と個別の症状は別です。

医師の回答でも、心配ならかかりつけの医師に電話で相談をしてくださいと答えています。(土日でも緊急時には電話で相談が出来る病院じゃないとダメですね)

間違っても自分の判断でかゆみ止めにステロイド剤を使わないようにして下さい。かえって悪化させる可能性大です。

また、抗生物質も効きません。カンジダ菌は細菌ではなく真菌(カビの一種)なので抗真菌薬でないと効果なしです。

それから、これも冒頭に書きましたが、本当に出産間際にカンジダを発症した場合はどうするか、という相談も多くあります。

産道感染しないように治療するのですが、万一治療が完全ではなく産道感染してしまったらどうなるか。

赤ちゃんに鵞口瘡や皮膚炎が発症する可能性があります。

赤ちゃんのカンジダ治療については、具体的にどんな治療法が使われるのか、随分本や医療サイトを探してみたのですが記事が見つかりませんでした。

ただ、『性感染症治療ガイドライン』(日本性感染症学会)によると、

「赤ちゃんのカンジダ感染は致命的ではない。ただし、1,500グラム未満の早産未熟児では感染症に対する抵抗力がないためカンジダによる重篤な全身感染症になることがある。」

と書かれています。

むろん、こうした場合には産婦人科の医師が適切な処置をしてくれるはずです。

以上のように、妊娠中、出産前のカンジダ症はそれほど大慌てしなくても大丈夫です。不安なことは医師に相談して指示通りに治療すれば問題ありません。

最後に、男性のあなたにご注意を1つ。妊娠中の性行為はくれぐれもご用心。

カンジダ症は男性には自覚症状があまり出ません。あなたが感染源だと奥さんは何回治療しても再発します。

カンジダ感染に心当たりのあるあなたはぜひ検査をお勧め致します。

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